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パパでもできる療育実践ブログ

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【療育のプロが教える】なわとび(前跳び)ができるようになるために必要な4段階

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どーも!児童指導員8年生のすけりょーです٩( ᐛ )و
 
かれこれ数ヶ月なわとびの練習しているのに上手くならない。
ネットで【なわとび 練習方法】と検索してヒットしたものをやってみたけどどれも効果なし。
 
 

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そんな人に朗報です!
 
 
以前、学習にも段階があるよ

sukeryoiku.hateblo.jp

という記事を書きましたが、
 
 
運動にも発達段階があります。
 
結論から言うと
スポーツ万能にはなれませんが、 ある程度苦手を克服することができます!
 
さらにこの記事を読むと・・・
現在のお子さんの発達段階が分かります!
そして必要な運動が分かります!
 
 

体の発達段階

 
体の発達には一般的な傾向があります。
・頭部から下部
・中枢から抹消
・全体から部分
・両側から片側
・粗大から微細
 

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一つずつ簡単に解説しますね!
 

頭部から下部

頭部から体幹下部にかけて眼球運動➡︎上半身➡︎下半身の運動へと運動機能が順序をおって発現します。
 

中枢から抹消

身体の中心部が抹消部よりも先に成熟します。
上半身の運動が指先の運動よりも先に発現するのがこの代表例です。
 
未就学のお子さんで言うと体幹がぐにゃぐにゃしてるお子さんがハサミや運筆課題が苦手なのは中心部分の成長が不十分の可能性があります。
 

全体から部分

指や手でおもちゃを扱う場合、肩、ひじ、など全体あるいは全体に近い体の操作から現れてくる様子が見られます。
 

両側から片側

両手を使ってものを食べたり紙をちぎったりする両側活動を行うことで、優先される利き手利き足の確立へと発達していくことを意味します。
 
幼い頃は両利きで右手でやってると思いきや疲れて左手で続きをしている様子をよく見ます。
実際に私も両手を使って塗り絵をしていたことを鮮明に覚えています。笑
利き手が定まらないでお困りの親御さんも体の発達と共に左右の手の役割が出来上がっていくので安心して見守ってください(^^)
 

粗大から微細

赤ちゃんの手足のような体の大きな部分に見られる粗大で不器用な運動がしだいに細かい分化した目的にあった正確な運動に発達していくことを表しています。
ものを上手に掴めなかった赤ちゃんが徐々に指の動きも細かく働くようになっていくことが代表例です。
 
 

どうやって運動の発達段階を知るの?

運動の段階を4つに分類します。

 
事前情報が全くない場合、私はお子さんにケンケンパをやってもらって判断をします。
 

レベル4

見本通りにテンポよくリズムよくできるお子さん。
こういうタイプはケンケンパ意外にも跳び箱やドッチボール等タイミングが必要な運動ができる段階に該当します。
 

レベル3

リズミカルではないけど、一つ一つの動作を考えながら両足で踏切着地ができるお子さん。
その場であれば何回かジャンプができる
ちょっとした段差から飛び降りられる
ちょっとした段差を飛び乗ることができるようなお子さんに該当します。
 

レベル2

両足踏切着地が難しく、「たたんたたん」みたいな感じになり、ジャンプになってないお子さん。
ジャンプはできなくても平面移動がスムーズであればOK
例えば不自由なく鬼ごっこができたり、平均台渡ができる。四足歩行やほふく前進のような動きができるお子さんが該当します。
 

レベル1

ジャンプどころか前後左右に進むのすらぎこちない
自分の体の位置関係や限界を知る段階です。
 
例えば頭をぶつけないようにトンネルをくぐるとか「膝の裏にごはんつぶついてるよ」と言われてすぐに取れるとか、ストレッチしたときに「〇〇が伸びてるね、ちょっと痛いね」と言われても
 

f:id:SukeeeRyo:20210410204911p:plainとなる段階のお子さんが該当します。

 
運動のアセスメントの一部ですが、これらをもとに運動の発達段階がレベル1〜4のどこにいるのか判断をします。
 

私が作成した簡単な分類ができるアセスメントシートです。

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これに沿ってアセスメントを行い、一つでもできないスキルがあったら一つ前のレベルという認識です。
 参考程度に使っていただけたら幸いです。
 
 

運動が難しくなってる原因を追求する

 

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今回はなわとびを例にアセスメントの取り方を紹介します。
 
これだけ!
①見本やら説明をしない状態で【前跳び】をするように伝えます。
②支援者はその行動を観察して正解の100点の動作と比較したときに何が違うのかを見抜きます。
 
 
100点の正解の動作から現状を引き算して残ったところが発達を促したい部分になります。
 
例えば
右手は普通に回せているのに左手の回転が追いついていないから引っかかる
▶︎左手の発達を促す
 
前跳びをやってるうちにだんだん猫背になってきてひっかかる
▶︎背筋をを戻す力が弱いから背中の発達を促
 
脇をしめて手首で回すように言っても肩を軸にして回している
▶︎肩から先の発達を促す
 
 

子どもの発達段階にあった運動遊びをする

運動の発達段階のレベルと難しくなってる要因の部位を掛け合わせて運動遊びを組み込みます。
 
レベル1で腹筋を使う運動とか
レベル2でできる範囲で背筋を使った運動とか
レベル3でできる範囲で方から先を使う運動とか
 
という感じです。
 
おすすめ運動サイト
 
私が考えたレベル別の運動遊びの表も添付しておきます。

f:id:SukeeeRyo:20210410205933p:plainレベル1

f:id:SukeeeRyo:20210410205943p:plainレベル2

f:id:SukeeeRyo:20210410205952p:plainレベル3

f:id:SukeeeRyo:20210410205956p:plainレベル4

 

本人にとって難しいことはやらない

運動遊びについては余裕でできる〜ギリギリできるかものラインを攻めてください!
なぜ難しいものの練習をしてはいけないのか
 
自分に置き換えてみてください。
 
野球の素人がいきなりプロ野球のバッターボックスに立って3球いないにヒットを打てと言われても無理ですよね。笑
 
子どもも一緒!現在の運動発達段階を見極めることが重要です。
 
 
 

まとめ

ひたすら苦手なことの反復練習は意味ない
運動にも発達段階が4つある
▶︎タイミング、テンポ、リズミカルに体を使える段階
▶︎ジャンプ等上下移動が自由にできる段階
▶︎前後左右の平行移動が自由にできる段階
▶︎自分の体を知る段階
 
本人の運動の発達レベルの中で必要な部位の運動遊びをすることで自然と運動ができるようになります。
適切なレベル設定ができるとお子さんに自信がつきます。
「この支援者なら自分を成功させてくれるからちょっと難しいのもチャレンジしようかな」ってなります。
 
以上。児童指導員8年生のすけりょーでした٩( ᐛ )و