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【療育のプロが解説!】指示されたことをすぐに「忘れた」と言う4つの理由

 

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どーも!児童指導員8年生のすけりょーです٩( ᐛ )و
 
保護者からの悩みでこんなことをよく耳にします。
 
 

指示を出した後に 「わかった?」「聞いてた?」と質問をしたときに「んーわかんない」「忘れた」と言うんです。他の子どもたちは一斉指示を聞いてすぐに行動できているのにうちの子は・・・・

 
結論から言うと「わからない」と答える理由は4つ!
 
・純粋に忘れてしまう
・そもそも話を聞いてない
・内容を理解していない
・説明ができない
 
 
上記の理由について解説していきます!
 
今回の記事を読むと・・・
質問をしたときに「わかんない」「忘れた」と言う理由を知り、その対応方法がわかります!
 
自分のお子さんに置き換えてどれかしらの理由が当てはまるかと思いますので参考にしてください(^^) 
 

 

 

すぐ「忘れた」と言うことの考えられる理由 

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その1 純粋に忘れてしまう(短期記憶の保持が難しい)
「うんわかった」と言いつつもすぐに忘れる元気系のお子さんいますよね!笑
 
その2 そもそも話を聞いてない(注意特性がアンバランス)
いろんなところが気になって一斉指示を聞くどころではない。
私が幼少期の時はこのタイプでした⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃
 
その3 聞いてても内容を理解していない(本人にあった指示ではない)
右耳から左耳へ筒抜けタイプ。指示の内容がさっぱりわからん/(^o^)\
 
その4 指示は理解しているけど、説明ができないから「わかんない」という(語彙力不足)
このタイプは集団行動自体はできているけど、あとから先生や保護者から説明をするように促された時にどうやって説明をしたらいいのかわからないだけです。
 
 
 

短期記憶の保持が難しい

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短期記憶とは数十秒から数十分の間に保持される記憶のことで、一般的に7±2の数を記憶できると言われています。
このタイプへの介入方法は記憶の量を増やすよりも保持する時間を伸ばすような方向にシフトしていけるといいです。
 

注意特性がアンバランス

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注意特性とは環境の中に複数ある刺激の中から必要なものだけに意識を向ける力のことを指します。
このタイプへの介入方法は訓練をするという考えではなく、その人の注意特性を理解して周囲の大人が配慮する必要があります。
 
 

認知処理特性が本人にあった指示ではない

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認知処理特性には継次処理と同時処理があり人それぞれインプットしやすい方法が異なります。
その人の特性にあった伝え方をするだけで劇的に変化する可能性があります。

sukeryoiku.hateblo.jp

認知処理特性はこちらの記事でも解説をしています!
 
 

状況を説明する語彙力が不足している

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イメージを表現することが難しいのか
文法がわからないのか
語彙のレパートリーが少ないのか
そもそも説明する価値を見出せていないのか
 
いずれかに該当するかと思います。
 
保護者や先生の立場からしたらいろんなことを聞きたくなってしまいますが、
質問責めをしても本人にとっては解答する価値が生まれないから言うのがめんどくさくて「わからない」っていいます。笑
 
 

どうやって練習する?

「わからない」と言う理由は大体わかった。いいからどんな練習方法があるのか教えてくれ/(^o^)\
って感じですよね。
 
安心してください。ちゃんと解説をします!笑
 

短期記憶の保持が難しい場合の対処方法

簡単な指示を出して指示を遂行する間に意識せずにできる活動を挟んでから指示されたことを実行する練習をします。 
 
例えば
「りんごとぶどう持ってきて」という指示を出した後に平均台を渡ってけんけんぱをしてから果物カードの中から【りんご】と【ぶどう】を探し出すようなイメージです。
 
ポイント 囲いたい
ポイント! この連取をしていても記憶の保持をすることが難しい場合は音以外の情報(文字やイラスト)として残してあげると記憶を掘り起こしやすいです。
 

注意特性がアンバランスの場合の対処方法

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注目すべきところが見つけられていない状態なので環境側が配慮をします。
 
・余計なものを隠す
・注目して欲しい対象(支援者)が視覚的もしくは聴覚的な注意の引き方をする
・あえて小さい声を出す
・大きく手を降ってから指示を出す
・パペットから指示を出す

 指示を理解していない場合の対処方法

まずは認知処理特性をアセスメントします。
継次処理:して欲しいことを1〜10まで順序だてて説明をする
▶︎「1 靴を脱ぐ 2 下駄箱にいれる 3 トイレに行く 4手を洗う 5絵本を読む・・・・」
 
同時処理:ゴールの状態象を伝える。必要な要素だけを伝える。
▶︎「外から帰ってきたらトイレも済ませて手をピカピカにして絵本読んで待っててね」
※同時処理の場合は順番を指定しないことが重要!
 

認知特性についてはこちらで紹介しております(^^) 

sukeryoiku.hateblo.jp

 

 

語彙の理解が乏しい場合の対処方法

語彙の拡張を目指します。生活場面で使われる動詞の獲得をします。
例えば絵カードとか絵本を用いて言葉と場面のマッチングをします。
 
それでも難しい場合は観察学習をすることを視野に入れていきます。
ポイント! 集団生活の場面で行動のマネをする対象を決めてあげることで解決できる可能性があります。
例:Aくんと同じことするんだよと伝える
 

説明する力がない場合の対処方法

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見たものの説明をする
経験したことを説明する
▶︎支援者が正解を即座にフィードバックできるもので練習をするといいです。
妄想の話を強化してしまった場合は間違って学習してしまう恐れがあるので注意してください! 
 
 
説明を引き出す際は、一問一答形式にすると難易度が調整しやすいです。
徐々に「だれがなにした?」「どこでなにした?」「いつなにした?」のように5W1Hに沿って聞いていくと説明する力がついていきます。
 
 

まとめ

指示したことがわからないという理由は4種類ある
困難さにあった練習や配慮をしないと意味がない
兎にも角にも成功体験へ導く!
 
以上。児童指導員8年生のすけりょーでした٩( ᐛ )و