どーも!児童指導員8年生のすけりょーです٩( ᐛ )و
前回の記事でも軽く紹介しましたが、就学相談の時期が近づいていますね。
就学を控えているお子さんの保護者の方がソワソワしているように感じます。不安ですよね( ´Д`)
・発達障害の診断を受けたものの関わり方がわからない。
・療育を始めて家庭でも練習をしたいけどやり方がわからない。
・一歳半検診、三歳児検診を受けて「うちの子遅れてる?」と感じた。
・周りの友だちはちょこちょこ単語で始めてるけど、うちは喃語。
といった保護者の方の悩みは定期的に伺います。
ちなみに我が息子も現在3歳半を過ぎましたが、意味のある発語はありません。
我が家では絵カードを導入しています。
今回の記事を読むと
家庭でもできる3つの練習方法を理解し、実践できるようになります!
ちなみに私はこんな人です
発語がない理由
発語がない理由は人によって様々です。
全ての理由がここに集約されているわけではありませんのでご承知おきください。
聞こえ方に問題があるかもしれない
例えば
突然風船が破裂してもびっくりしない
話しかけても無反応なことが多い
家庭でも気付きやすいポイントのため心配であればかかりつけの小児科に相談をして専門機関に繋がりましょう。
単に言葉だけ遅れている「単純性言語遅延」
一般には、有意の言語発達の遅延がみられ、それが知能障害や神経疾患またはその他の器質的障害に起因するものではなく、またその遅延が最終的には言語障害を残さずに発達と共に解消するものと解されよう多くの場合予報的、症状名的に使用され
(単純性言語遅延の検討:今村 藤沢 伊藤)
言語の理解に問題がある
以前の記事でも紹介したように学習するのには順序があります。
【模倣】→【マッチング】→【受容】→【表出】
マッチングや受容の段階で困難さが生じている可能性があります。
言語の意味を理解しているか確認するとどの段階でつまづいているか把握できます。
例えば
名前を呼んで振り向いたり手をあげて反応できるか
絵本を見ながら単語を伝えたときに指差しやタッチができるか
を参考に見てみてください。
発達障害や知的障害などの疾患がある
運動面や社会性の発達にも遅れや偏りが出て来ている可能性があります。
言語以外にもサポートが必要になる場合があるので、個人的には専門機関の評価を受けることをお勧めします。
具体的な練習方法
原因は追求できたから実際にどうしたらいいのか教えてくれー!!!
って感じですよね。
ここからは私が実際に支援をしている内容について簡単にご紹介します(°▽°)
運動遊びを取り入れる
脳の言語野と運動野が近く、運動野を刺激することで言語の発達が促される可能性があると言われています。
バランスボールを使ってキャッチボールのようなことをする
ジャングルジムのような手足をたくさん使って複雑な動きをする
鬼ごっこのように全身運動をする
正直運動であればなんでも大丈夫です!
ご自身が思いつく運動っぽいことであればそれが正解になります!
その場で起きていることを大人が言語化する
ボール遊びをするにしても
「ころころって行ったね」
「ポーンって跳ねてるね」
のように擬音語を使ってその場の様子を表現します。
同じように生活場面でも
「水がジャージャー出てるね」
「ゴンってぶつかったね」
のような感じで言語化をして関わって見てください。
お子さんと向き合うというよりかは隣同士で同じ景色をみるようなイメージで関わると素敵です(^^)
発声したことを強化する
本人が欲しいと思うものを目の前に出して何かしらの発声があったときにその物をゲットしたり
大好きな人からスキンシップが得られるなど
本人にとってのメリットを与えます。
音声のまねっこができる場合は一音ずつまねっこを促して強化します。
「あ」のまねっこができたら強化
「い」のまねっこができたら強化
「す」のまねっこができたら強化
一音ができるようになったら単語のまねっこにレベルアップ!!
まとめ
今回は家庭でもできる発語の関わりや練習方法について紹介しました。
療育的な関わりをするのには何事も【強化】する関わりが重要です。
発声の練習がしたかったら何かしらの発声があったときに強化する
言葉のまねっこがしたかったらまねっこできたときに強化する
本人が「やりたい」「ほしい」「言いたい」と思った時がチャンス!
無理矢理言わせることではなく、自発性が生まれるように環境側を工夫することが発話への近道になるかもしれません(^^)
以上。児童指導員8年生のすけりょーでした٩( ᐛ )و