【療育のプロが教える】子どもの姿勢を良くするために家庭でできる3つの対策
どーも!児童指導員8年生のすけりょーです٩( ᐛ )و
長い時間イスに座って活動できない
座っているうちに姿勢が崩れていく
(机に伏せる、イスからずり落ちる、片肘をつくような格好)
のように姿勢が崩れる要因の理解と家庭での練習方法を紹介します!
結論から言うと・・・
介入の仕方次第で姿勢の改善ができます!
どうして姿勢が崩れるの?その要因
①体幹が弱い
②注意の持続力がない
③感覚刺激を求めている
大きく分けて考えられる要因は上記3つです。それぞれ解説していきます。
①体幹が弱い
療育機関でよく言われるやつです。笑
体幹と一括りに言っても姿勢の崩れ方でどの部分の筋力が弱いのかが異なります。
・机に伏せることが多い
▶︎背筋が弱いです。実際にこの姿勢をやってみるとわかると思いますが、いわゆるいい姿勢の状態に戻る背筋が足りてない状態です。
・椅子からずり落ちることが多い
▶︎腹筋が弱いです。いわゆるいい姿勢をキープする腹筋が足りてない状態です。
・片肘をつくような格好が多い
▶︎右肘をついている場合は左側の筋力。左肘をついている場合は右側の筋力が足りてない状態です。
②注意の持続力がない
今取り組んでいる活動に注意を向け切れていない時に姿勢が崩れるパターンです。
目を閉じて15年前くらいの記憶を思い出してください。
嫌いな教科のテスト勉強をしてる時って集中力が続かないですよね。
そんな時は頻繁にグリグリと体勢を変えたりしますよね?
注意特性について過去の記事でも少しだけ触れているものがあるので参考程度にご覧ください。
③感覚刺激を求めている
じっとしていられなくてウズウズしている場合は動きたくて仕方なく姿勢が崩れていきます。
大人でも
夜行バスに乗っていたりロードオブザリングとかのめちゃくちゃ長い映画を観てるとモゾモゾしてきますよね。
感覚特性に関する記事はこちらから⬇️
どんな対策をするの?
a.弱い筋力をサポートする活動をする
b.興味の湧くような課題にする
c.ツールを使う
順番に解説していきます。
a.弱い筋力をサポートする活動をする
筋力をサポートするとはいえ、子どもなので筋トレをする必要はありません!!
運動遊びを通じて筋力をサポートしたり、家庭でのパパママのお手伝いをしていくようなイメージを持ってください。
私が実際に指導する時にする運動遊びや保護者の方に伝える活動を紹介します。
背筋のサポートをしたい場合
全力でおすすめしたいのは、、、
ぶら下がり遊び!!
ぶら下がって背筋を伸ばして上半身を鍛えられます。パパの腕にしがみついたらパパの筋トレにもなって一石二鳥ですね!
パパに柱役になってもらいましょう(°▽°)ニヤニヤ
他にも
クモ歩きがおすすめです!!
おへそを天井に向けて四足歩行をするようなイメージです。
腰を痛める可能性があるので反らせすぎないように注意してください。
腹筋のサポートをしたい場合
全力でおすすめしたいのは、、、
バランスボール全力取り合いっこ!!
やってみると結構ハードな運動です。笑
子どもにしがみつかせてバランスボールごと持ち上げたりするといいです。
体の前側の筋肉がつかているのがわかると思います。
ちなみにバランスボールごと持ち上げるとパパの前腕三頭筋と背筋に効きますw
右(左)側のサポートをしたい場合
右(左)側を鍛えるからといってひたすら片側だけを使った運動をするのではなく
左右均等に使うということを意識してください。
全力でおすすめしたいのは
ジャングルジムに登る、ロープを使って坂道を登る ような遊具あそびです!!
b.興味のわくような課題にする
ご褒美を明確にする。
過去にも紹介している強化子というやつですね。何かしら頑張ったらご褒美があるよと事前に伝えておくだけでモチベーションが変わります。
※強化子とは 行動を増やす要因になるもの
「いい姿勢でプリントできたらアイス食べようね」のような感じです。
大人でも一緒です。
「社内コンペで優勝してね」
とだけ言われるよりも
「社内コンペで優勝したらボーナスが2倍になるからがんばろうね」
と言われたほうがモチベーション変わりますよね!笑
c.ツールを使う
足下に踏み台を置く
→もっと簡易的なものだと椅子の脚にゴムをかけて足でバインバインと踏む感じでも代用できます。
姿勢をキープしやすいような座面を置く
ピンとスクールとかザフというものがあります。
こちらは防災頭巾としても使えるので小学校に使用許可を取りやすいです。
こちらはお尻がすっぽりと覆われるのでしっかり目に包まれるような座り心地です。
まとめ
姿勢の悪さの要因を一つに限定するのは難しいです。
運動遊びをする、本人のご褒美を設定する、感覚を満たすなどで
解決される可能性があります。
様々な介入をしても改善がされない場合は、
姿勢をサポートするツールを使うことを視野に入れましょう(^^)
以上。児童指導員8年生のすけりょーでした٩( ᐛ )و