子どものイヤイヤ期はなぜ起こる?乗り越えるために必要なコト3選
どーも!児童指導員8年生のすけりょーです٩( ᐛ )و
地獄の2歳児と言われていますがイヤイヤ期が訪れることが多いからですよね。
どうして2歳頃にイヤイヤ期が起こるのか皆さんは知っていますか?
今回の記事を読むとイヤイヤ期で行動が激しくなる理由とイヤイヤ期のお子さんへの対応方法がわかります。
最後まで読んでいただけましたら幸いです(^^)
そもそもイヤイヤ期とは?
イヤイヤ期とは・・・
発達的に1.2歳児は反抗、自己主張が本格化する年齢でもあります。
母親に対する身体的拒否は1歳1ヶ月頃、言語的拒否は2歳1ヶ月頃から増加し両拒否行動は3歳1ヶ月頃に減少する(1999則松宏子)
一般的にこの1.2歳児の反抗、自己主張を特徴とする時期がイヤイヤ期と呼ばれています。
養育者の関心の高まりが多く、雑誌に特集されていたりしている事から多くの保護者が直面している壁なのでしょう^^;
一般的な家庭の対応方法
一般的な家庭の対応方法は4つにカテゴライズされます。
1.子どもを従わせる
2.子どもの思いを調整する対応
3.子どもの思いに寄り添う対応
4.対応を諦める (2020山田千愛、砂上史子)
子どもを従わせる
強い口調や命令口調で養育者の怒りを子どもに言葉や態度で伝える
子どもの思いを調整する対応
- 状況や理由などを説明して子どもが納得するように関わる
- 大人と子どもの折衷案を見つける
- 実際に手本を見せて納得させる
などがあります。世間のママさんたちはこの方法が一番多いみたいです(^^)
子どもの思いに寄り添う対応
子どもの要求や気持ちが満たされるまで見守って待つ
子どもが落ち着くまで距離を保つ
場所の移動をして興奮状態が落ち着くまで待つ
対応を諦める
こちらは少数派でしたが要求を受け入れて対応することを諦めるそうです。
時間に余裕があればこのような関わりをすることができますが、外出先などでは周囲の人の目もあり
無理にやめさせることが多いのではないでしょうか?
しかも発生する状況が十人十色なので対応方法に答えがありません。療育的な視点でどのように対応したらいいのか考えて行きます。
イヤイヤ期のお子さんはなぜ行動が激しくなっていくのか
それは消去バーストが発生していると考えられます。
消去バーストは過去の記事で紹介しているのでこちらを参照してください。
「やりたい」「ほしい」「つまんない」など、お子さんにとって何かしら要求が発生します。
普段は要求したことが叶うのですが、外出先であったり家事育児で忙しいなどの理由でお子さんの要求を断る場面があります。
本来得られるはずの結果が得られず行動が激しくなっていきます。
ある程度年齢の高い場合は暴言を吐く・手が出るなどしますが、年齢低いお子さんでは表現のレパートリーが少ないため癇癪として大泣きをして床でバタバタするようなイメージです。
ヤダヤダヤダ
イヤイヤ期を乗り越えるためのお子さんへの対応方法
時間を作ってとことん共感して見守る。
が、
鉄板の回答みたいです。
いやいやこんなの無理だよ
って方に療育的な観点で対応方法を紹介します!
①安全を確保できるところに移動する
②クールダウンできるまで距離を取る
③可能な範囲で要求を叶える
安全を確保できるところに移動する
周囲の人に迷惑がかからない場所に移動をします。
例:店を出る、車の中に行く、部屋を変える など
お子さん自身がひっくり返ったり、周囲にあるモノを投げる可能性があるため床の素材とかも可能であればクッション性のあるところに移動することが望ましいです。
クールダウンできるまで距離を取る
過剰に関わると火に油を注いでしまうため距離を取りましょう。ケガの心配や迷子などのリスクがあるため必ず目の届く範囲内にいてください。
そして癇癪が落ち着くまで待ちましょう。
可能な範囲で要求を叶える
これまで様々なイヤイヤ期のお子さんを実際に見てきて、「〇〇したい」という要求であるコトが比較的多いです。
お子さんの要求に対してその場でできる折衷案を叶えましょう。
これらはあくまで一例なので参考程度にしてください。
まとめ
イヤイヤ期のお子さんに対してできることは時間があるときはとことん付き合うこと。
とことん付き合うのが難しい場合は
①安全確保できる場所に移動する
②クールダウンできるまで距離を取る
③可能な範囲で要求を叶える
療育と教育は違います。
世の中のママさんたちが日々時間に追われて生活している努力には頭が下がります。
イヤイヤ期を目の前にした時にお子さんの視点に立って寄り添うような考え方が一つあるだけで心に余裕が生まれるかもしれません。
仲間はたくさんいます。みんなで一緒にイヤイヤ期の子育てを乗り越えましょう!
以上。児童指導員8年生のすけりょーでした٩( ᐛ )و