すけ療育

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運動神経の課題を解消!4スタンス理論を体験してみよう

突然ですが、みなさん。

運動神経の正体を知っていますか?

 

大繩に入るタイミングがなかなか掴めない

なんだか走り方がぎこちない

どうしてうちの子は運動神経が悪いんだろう

 

両親ともにそこまで運動できなくないのに…

 

 

そんな悩みを持つご両親も多いのではないでしょうか。

 

重心がどこにあるのかによって体の動きの特性を4タイプに分類した4スタンス理論という考え方があります。

 

この考え方を理解すると

・運動に対する苦手意識が解消される

・前向きに運動に参加できる

・むしろ運動下手が思い込みだったと気づく

・努力が報われない理由がわかる

 

 

一生懸命やっても一向に上達しないのは?

運動部だった方は学生時代を思い出してください。

誰よりも一生懸命練習していたのにあまり上達しない仲間いませんでしたか?

 

フィジカルアドバイザー廣戸聡一氏によると

 

人それぞれ、その子に合った動きがある。

その子にとって自然な動きができるようになれば、無駄な動きは減り、安定感や集中力が生まれ、より能力を発揮しやすくなる。

 

と強調しています。

 

 

4スタンス理論とは

皆さんは立った時、歩いてる時、しゃがんだ時など足のどの部分に重心がかかっていますか?

 

つま先重心

かかと重心

内側重心

外側重心

 

どんな人でも4つのうちどれかに当てはまるといわれています。

 

4つのタイプ

A1タイプ:つま先・内側重心タイプ(クロス)

A2タイプ:つま先・外側重心タイプ(パラレル)

B1タイプ:かかと・内側重心タイプ(パラレル)

B2タイプ:かかと・外側重心タイプ(クロス)

 

図の中でも野球選手の例を記載していますが、それぞれのタイプが得意不得意、バットやグローブの持ち方なども変わってきます。

 

小学生のときにいろんな野球選手の打撃フォームを真似して遊んでいましたが、やりにくさの背景にはこのような理屈があったわけです。

 

 

自分を知ることが自信につながる

これらはあくまで人間の身体特性なので、自分と違ったタイプの人の真似をしても上手くいかないのは当然なんです。

 

運動神経が悪いのではありません。

 

身体の構造が異なると動かし方も異なります。

 

人それぞれ筋肉のつき方や骨格が違いますよね。

自分と全く同じ体だという人はいません。(もしかしたら一卵性双生児は一緒カモ)

 

それぞれ重心も違うし、得意な動作や苦手な動作があります。

教わる人(親や支援者)と教わる人(子ども)の身体と特性が異なると運動ができない認定をされてしまいます。

 

身体の作りが違うことを理解していない指導者は自分が教えてもらった技術だけを信じてそれに合わない体の構造の人にもやらせます。

 

 

体に合ってないんだからそりゃあ結果は予想できますよね。

 

 

結果が出ないとセンスがないとか練習が足りないだとか悪い評価をされてしまう可能性があります。

 

指導者が変わったときに自分の体の構造に合った使い方を練習したら上手くできたということはしばしばあります。

 

自分の体に合った動かし方を知っておくことで自分の力をMAXで使えるようになります。

 

これで運動に対する苦手意識も少し解消されます。

 

セルフチェックしてみよう

 

自分がどのタイプなのかセルフチェックするのに難しい動きは必要ありません。

 

やってみてやりやすいやりにくいを知るためのテストだと思って割り切って楽しみながらやってみてください。

 

ちなみにどちらでもできるはNGです。

 

すべての方法でができるからといってその人が運動神経が言われたらそうでもありません。

 

プロのアスリートほど自分と異なる体の使い方をしようとすると違和感があります。

 

 

他人と比較しない

いいとか悪いということはありません。

本来の自分と対話をするイメージで行ってくださいね。

 

誰かのテストの様子を見てしまうとその動作に引っ張られてしまう可能性があるため見ないことをオススメします。

 

前後の重心診断

直立をして前屈をします。

前屈運動 | 無料イラスト素材|素材ラボ

 

手を足の前側を触りながら前屈

手を足の後側を触りながら前屈

 

どちらの方が体を曲げることができるか調べます。

 

前を触って前屈した方が曲げられる➡Aタイプ

後ろを触って前屈した方が曲げられる➡Bタイプ

 

足を触る位置を変えることで重心の位置が移動するため、自分に合った重心であればあるほど安定し、深く前屈ができます。

 

 

続いてしゃがむ動作をしてみます。

 

壁に向かって立って両足の指先を壁に着ける

身体をまっすぐ伸ばして顎を引いて鼻先を壁につける

この体制から太ももが45度くらいになるまでしゃがむ

 

 

壁を背にして立ってかかとを壁につける

体をまっすぐ伸ばして骨盤も背中も壁に着ける

この体制から太ももが45度くらいになるまでしゃがむ

 

壁に向かってしゃがむのが楽➡Aタイプ

壁を背にするのが楽➡Bタイプ

 

内外の診断

体を捻って内側外側どちらに重心があるかをみてみます。

画像

 

足を肩幅に広げて胸の前で手を合わせる

足の内側と外側で立ちながら体を捻る

 

より捻られる方に重心があると判断します。

 

足首の内側で立った方が捻られる➡内側重心

足首の外側で立った方が捻られる➡外側重心

 

 

次は足をけり上げる動作を行います。

 

足を腰幅に開いて背筋を伸ばして立つ

片方の腕を肩の高さまで前に伸ばす

手のひらを下にして体の中央に来るようにする

この体勢で伸ばした腕と逆側の足で手のひらをキック

伸ばした腕と同じ側の足で手のひらをキック

 

逆側が楽➡クロスタイプ

同じ側が楽➡パラレルタイプ

 

ちなみに私はA1のイチロー選手と同じタイプでした!

画像

 

タイプ別走り方

自分やお子さんのタイプがわかったらかけっこのタイムを縮めるために体に合った走り方をしてみましょう!

 

出典:ラブすぽ

膝とみぞおちが同時に前方に移動していくイメージを強く持ちながら走る。腕が降りあがることで前進し、それとともに身体が伸びあがる意識を持つが、肋骨部分はピンでとめたように安定している。手のひらは軽く握り、人差し指を意識しながら両肘が交互にみぞおちの方へ入っていくイメージで腕を振る。

 

A1タイプが速く走るためのコツ

・みぞおち、ひじ、ひざ、人差し指にポイントがある

・肩が上下左右に動く

・上半身の上の方で腕を振る(胸のラインあたり)

・腕は脇を軽く開く

・腕は前から後ろへ(上から下へ)意識して振る

・みぞおちが前に引っ張られるようなイメージで進む

・つま先から地面に着く

・つま先を軽く地面にタッチするイメージ

・目線は遠くの斜め下あたり

A2タイプの走り方

出典:ラブすぽ

 

膝とみぞおちの裏側(背骨の第12胸椎)が同時に前方に移動していくイメージを強く持ちながら走る。体幹は曲線的にねじれることを意識し、そのねじれを妨げないように意識する。手のひらを広げ、チョップで走るようなイメージ。さらに両手のひらの薬指を強く振る意識を持つと、腕振りがスムーズになる。

 

A2タイプが速く走るためのコツ

・みぞおちのうら、ひじ、ひざ、薬指にポイントがある

・肩はほとんど動かない

・上半身の上の方で腕振りをする(胸のラインあたり)

・腕は脇を締め、体側に沿ってまっすぐ振る

・腕は後ろから前へ(下から上)意識して振る

・みぞおちから前に引っ張られるようなイメージで進む

・つま先から地面に着く

・つま先を軽く地面にタッチするイメージ

・目線は目の高さとほぼ水平にする

 

B1タイプの走り方

出典:ラブすぽ

膝を上げて走るのではなく、かかとを尻(股関節)に引きつけながら走るイメージと、後ろ足で蹴り出して前進するイメージを強く持つ。腕は脚の動きに連動して軽く振られるイメージで、手のひらは広げ気味にし、手首は反っていてもかまわない。人差し指を振るイメージを持つと、腕振りがスムーズになる。

B1タイプが速く走るためのコツ

・くびのうしろ、へそのうら、足首、人差し指にポイントがある

・肩はほとんど動かない

・上半身の下の方で腕を振る(へそのあたり)

・腕は脇を締め、体側に沿ってまっすぐ振る

・腕は後ろから前へ(下から上)意識して振る

・骨盤が前に引っ張られるようなイメージで進む

・かかとから(足裏全体)地面に着く

・足裏で地面を押すイメージ

・かかとをお尻に引き付けるイメージ

・目線は目の高さとほぼ水平

 

B2タイプの走り方

 

出典:ラブすぽ

後ろ足で前に身体を押し出すイメージでスピードを上げていく。腿の付け根が前に移動するとともに身体全体が前進していく。腕は前後にふるというよりも水をかき分けるように出していく。両腕は平行に前にでるよりもややクロスして手の甲が回転し、上半身もやや左右に振れるようなイメージ

 

B2タイプが速く走るためのコツ

・首の付け根、へそ、足首、薬指にポイント

・肩が上下左右に動く

・上半身の下の方で腕振りをする(へそのあたり)

・腕は前から後ろへ(上から下)意識して振る

・骨盤が前に引っ張られるようなイメージで進む

・かかと(足裏全体)から地面に着く

・足裏で地面を押すイメージ

・かかとをお尻に引き付けるイメージ

・目線は遠めの斜め下あたり

 

これらを知っていれば子どもたちの可能性を広げられる気がしてきます。

そしておじさんになった自分の成長も期待できる。笑

 

今走るのが遅いのは自分に合ったタイプを見つけられていないだけの可能性があります。

 

子どもの足が遅くて気になっている方は試してみましょう!

 

4スタンス理論を知ると運動の苦手意識が減る

4スタンスは血液型と同じように先天的に持つもので、タイプによって体の形や動かす順序が異なります。

 

最初に言いましたが、優劣はなく、体の使い方が違うだけです。

 

自分の体の使い方を知ることは運動面や生活面において重要になってきます。

 

これまで一つの方法しか習わなかった体育の授業は

「逆上がりはこうしなさない」

「走るときはこうやって腕を振りなさい」

 

ってことも自分のタイプに合わせてできるようになったらもしかしたら運動が好きになるかもしれませんね!