どーも!児童指導員8年生のすけりょーです٩( ᐛ )و
この記事を読むと場面緘黙(症)のあるお子さん(一部大人も可)への対応方法がわかります!
普段の会話はできるのに習い事の時だけ喋らない。
クラスの日直の号令だけかけられない。
発表会のセリフなんてもってのほか。
お子さんの様子を見ていてこのようなことはありますか?
なんとなくあてはまる場合は場面緘黙症の可能性があります。
どのような配慮をしていけばいいのかを紹介していきます!
場面緘黙(症)ってなに?
家では普通に会話しているのに特定の場所で1ヶ月以上声を出して話していない状態が続いていることを指します。
典型的な例では家族や慣れている先生との会話は全く問題ないのにそれ以外の人に対して全く話せないことが続きます。
場面緘黙(症)のお子さんは本来持っている力を発揮しにくくなります。
子どもがマイルールで【話さない】と決めていたり、人見知りや恥ずかしがり屋さんなどと誤解されがちですが、それとは状況が異なります。
場面緘黙(症)は話せない状況が改善されずに1ヶ月、2ヶ月・・・数年と続いていること
リラックスできる場面でも話せないことを指します。
しかし、
全ての場所で話せないわけではないということを理解して欲しいです。
緘黙という言葉から言語的な症状に注目されがちですが、体が硬直してしまい思うように動かせなくなる緘動という症状も伴うことがあります。
どんな配慮をすればいいの?
場面緘黙(症)の原因は一つに特定されていませんが、
本人が心配性
言語、運動の発達遅延
過去に大きな失敗経験してトラウマがある
などが絡み合い、環境の変化で発症すると言われています。
具体的な対応策
無理に話させようとしない
信頼できる人を置いて3人で会話をしてみるのもいいかもしれません。
自分の代わりに話してくれてよかったとか
うなずくだけでコミュニケーションが完結できたとか
お子さん自身が安心できる空間であったり信頼関係が成り立つといいです。
最悪、支援者が出した選択肢を視線の移動や表情の変化で決めるとかのコミュニケーションでもいいと思っています!
実際に私はそのような対応をしました。
会話が難しい特定の場所でのコミュニケーションの成功体験につながる関わりができるといいです!
行動を整理して成功体験を重ねていく
同じ空間で喋らなくてもいいオセロとかぬりえの活動する
少しだけ声を出すUNOとかダウトとかの活動をする
しっかりめに声を出すかるたの読み手やナンジャモンジャのような活動をする
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このように少しずつ参加の方法のステップのレベルを上げていけると心の準備がしやすいです。
多くの注目が集まらないように配慮する
発表の場面では一人きりにならないようにグループ単位で前に出るような授業設計にする
小学校に引き継ぐ際に発表が伴うような活動ではグループ単位で行動することを視野に入れていただきたいことを提案しました。
まとめ
場面緘黙(症)は学習や集団行動に遅れはないため見落とされがちです。
その要因は特定されていない。
∟心配性、言語や運動の発達遅延、トラウマなどがある
無理に話させようとせず、行動を整理して成功体験を重ねていくことが大切。
一度に多くの注目が集まらないようにグループ活動をする機会を設ける等の配慮をする。
以上。児童指導員8年生のすけりょーでした٩( ᐛ )و